オーナーツリー選定の日

オーナーツリー選定の日

雨の南阿蘇へ。後藤コーヒーファームでオーナーツリーを選定し、予想外にもコーヒーチェリーの収穫まで体験できた一日の記録。


この記事では、実際に南阿蘇の後藤コーヒーファームを訪問し、

  • 雨の南阿蘇コーヒー農園へ訪問
  • オーナーツリー選定の様子
  • コーヒーチェリー収穫体験

について、実際の体験を元にご紹介します。

雨天の農園全景

雨天の農園訪問の様子

この日は二回目のコーヒー農園訪問でした。最初は2025年11月、ひと目コーヒー農園をみてみたいと思い、オーナーになる前に後藤さんに連絡をとり見学させてもらいました。その時の感動が思い出され、前々から2回目の訪問、つまりオーナーツリー選定の日を心待ちにしていました。

降水確率100%の予報で、来る途中で通った新阿蘇大橋は前の車しか見えないくらい霧が出ていましたが、事前に後藤さんから雨具の装備について連絡があり、準備は万端でした。家で眠っていたmont-bellのピーク ドライシェルを叩き起こし、長靴を買って車に積んでおきました。むしろ雨が中途半端に止んでしまったら、せっかく準備した装備品の実力を試すことができないので残念だと思うぐらいでした。今回の農園作業で活躍したmont-bellのピークドライシェルとワークマンの長靴についての詳細は別記事でまとめています。

mont-bellピークドライシェル着用シーン

雨に煙る南阿蘇の山々を背景に、ハウスが静かに立っていました。やっとここまで辿り着いたという思いと同時に、これから始まる自分の新たな珈琲人生を思うと楽しくてたまりません。

農園看板

半年ぶりに後藤さんにお会いしました。事前にメールで自宅でポリポットで育てているコーヒーの木の葉先が枯れてきている旨を伝えていたのですが、早速自分のポリポットの木をみてくださいました。その記事に関してはまた別で記載します。

1本目のオーナーツリー選定(ティピカ/ブルボン)

その後コーヒーの木の選定に移りました。私は2本契約していたので、1本目は農園で自生したコーヒーの木、おそらく3年目ぐらいの木を選びました。後藤さんによると、地面に落ちたコーヒーチェリーが自然と発芽して大きくなったものであり、丈夫な木なんだそうです。背丈は私より少し低いぐらいです。まだ実がなったことがなく、幹も細いです。この木の品種はティピカまたはブルボンだそうです。コーヒーの木は一般的に3〜5年で結実すると言われており、この木もこれからが楽しみです。実際、節には花芽があり、花が咲くと実がなるので結実が期待できそうでした。

風で倒れないように少し太めの緑色の支柱に変えて、幹を支えるようにしました。

緑色の支柱で幹を支えている様子

カイガラムシとすす病の説明

⚠️ この先、虫の写真が含まれます。苦手な方はご注意ください。

カイガラムシの様子

一部葉っぱの裏にカイガラムシがついていました。後藤さんに教えてもらいましたが、カイガラムシは白く、すす病の原因になるそうです。すす病は、植物の葉や茎、果実に黒いすす(カビ)がつく病気。害虫が排泄する糖分にカビ(糸状菌)が繁殖することが主な原因です。雨に弱いので、これからの時期はあまり問題にはならないようでした。アブラムシもついていましたが、同様に雨に弱いとのことです。今の季節は天井ビニールを外していますが、冬場は屋根をすることになるので繁殖しやすいのだそうです。

2本目のオーナーツリー選定(コナコーヒー)

もう1本は、コナコーヒーの中から1本選びました。コナコーヒーはハワイ産の高級コーヒーとして有名です。ネットショップで生豆を販売していることもありますが高価でなかなか手が出ません。後藤さんは知人から譲ってもらい、それが今では大きく育ってるのだそうです。

阿蘇の高地で育ったコナコーヒー。いったいどんな味になるのだろう、と今から楽しみです。

コナコーヒーの節についているチェリー

選んだコナコーヒーの木は、私の身長より高い大きな木でした。おそらく6〜7年ほどは経っているでしょうか。節には花芽が多数ついていました。コーヒー豆がある程度取れるだろうとのことでした。実が少し残っていたのですが、もう全部とった方が良いとのことだったので実を採りました。収穫の時期はほぼ終わっていてわずかでしたが、フレッシュなベリーを摘んでいるような感覚でした。硬めのぷりっとした実を一つ一つ採っていきました。完熟しているのが1個、赤色にやや緑が混じっているものなど全部合わせて10個程度獲れました。

収穫したコーヒーチェリーを萩焼の鉢に入れてみました。コーヒーの木選定にきて、予想外にいきなり収穫体験ができたと言うべきでしょうか。まさか収穫まで体験できるとは思っていませんでした。収穫したコーヒーチェリーの処理に関してはまた別の記事で書こうと思います。

収穫したコーヒーチェリーを萩焼の鉢に

オーナーツリーを選び、予想外の収穫まで体験できたこの日は、自分のコーヒー人生が本格的に始まったと感じた一日でした。

ハウス内のコーヒーの木の列